VOLVO V60に乗っていて、エンジンオイルとオイルフィルターの簡単で手間のかからない交換方法をお探しの方はいらっしゃいませんか?
本記事では、必要な工具を最小限に抑え、DIY初心者の方でも迷うことなく安全にオイルフィルター交換ができるように手順を追って解説をしています。
従来、オイルフィルターの交換とオイルの排出には複雑な手順が必要で、オイル漏れの危険性もありました。
しかし、簡単にオイルフィルターまでジャッキアップ不要で交換できる画期的な方法を発見しました。
結論から言うと、市販のオイルチェンジャーを用意するだけで、車をジャッキアップしなくても、エンジンオイルとオイルフィルターの交換は簡単に誰でも可能です。
- オイル交換はDIYしていたけど、フィルター交換は業者を頼っていた。
- DIY整備で少しでも自動車の維持費を抑えたい。
- メンテナンスのスキルを身に着けたい。
こんな人におすすめの内容となっています。作業時間は1時間もあれば終わるのでDIY整備の入門にピッタリです。
DIY整備がはじめてでも、手順どおりに作業すれば簡単!
もし経験者の方の中で、これまでオイルフィルターの交換をあきらめていた方にも参考になると思います。
今回ご紹介する方法を真似すれば、シンプルな道具のみなので初期費用は抑え、かつ良質なエンジンオイルとフィルターを交換できるので、費用対効果はバツグンです。
実際に交換した時に感じたことや手順をふまえて、各ステップごとに要点をまとめていきますね。
手順通りに作業をするだけで、初心者の方でも完璧なオイル交換を行うことができるので、愛車の寿命を延ばすことができるでしょう。
それでは、VOLVO V60のエンジンオイルとオイルフィルターの交換方法について解説していきます。
時間とお金を節約し、達成感を得るための準備をしていきましょう。
エンジンオイル&オイルフィルター交換を上抜きでDIYする手順

オイルを捨てるための廃油パックを自作する

前回、廃油パックは市販品を買いましたが、買い忘れてしまったため今回は自作していきます。
V60のオイル量はおおよそ4リットルなので、最低でもA4サイズで高さが10センチ程度あるダンボールを用意しましょう。
わたしの場合は、Amazonでオイル缶を購入した時に送られてきたダンボールを再利用しました。
念のため底面にはテープを貼って、補強しておくと安心ですね。

厚手のビニール袋を最低でも2枚重ねてから、中に不要になった衣類や・新聞など、油を吸いそうなものをつめこみます。
写真では黒い袋1枚ですが、もう一枚袋を発見したので二重にし、そして数年着たパーカーがあったので入れました。漏れると掃除が厄介なので袋は二重がオススメです。
ちなみに、廃油を処分する方法は自治体によって異なるので、よく調べてから処分しましょう。
わたしが住む地域では、このように処理すれば燃えるゴミの袋に入れてポイできます。
※口コミでは、オートバックスさんは無料で引き取ってくれるらしい・・・(店舗にもよるらしい)
もし引き取ってもらう場合は、染み込ませずオイルのまま、使い終わったオイル缶に戻して持ち込みましょう。
今回使用した道具
今回使用した道具類は、ここで紹介すると長くなってしまうので別の記事で近々ご紹介します。
※前回の記事でオイルチェンジャーを選ぶ際の注意点を記載しています。
結論、ホースの形状に問題があって、輸入車では使用できない商品が多いです。
購入する前にコチラ必読です。

使った道具はこちらの記事にまとめています。

今回はオイル漏れ止め剤を入れていますが、こちらはお好きなものでOKです。
マイナスドライバーもホースを外すのに必要です。これはなんでも良いです。なければ最悪スプーンなどでも代用できそうです。笑
廃油パックとじょうごは自作しました。いらないタオルやペーパー類があれば用意しておきましょう。
平らな場所に車を置く
まずは平らな場所に車を置きましょう。車が斜めっていてもさほど問題ではないのですが、古いオイルが抜け切らない原因となります。
できるだけ平らな場所で作業をするようにしましょう。
オイルはまだ抜かないでくださいね。
作業場所の確保
続いて、エンジン内部からオイルフィルターの場所を見つけ、作業場所を確保していきます。
この写真のどこにオイルフィルターがあるかわかりますか?
ぼくは配線だらけでわかりませんでした。w

フィルターはここ↓ この白い筒状のものがオイルフィルターです。
一般的には黒いフィルターが使われていることが多いので、さらにわかりづらいかと思います。

このままでは工具が入らないので、手前のインテークパイプを外します。
オイルフィルターの真上についているこのホースです。↓

こいつはバンドで固定されているだけなので、マイナスドライバーを使って緩めるだけで簡単に外せます。
ここを回せばゆるめることができます。

下に押し下げる感じでグラグラさせつつ緩めていくと、ポンッと外れました。

インテークパイプとは、エンジンに空気を送り込む役割を果たしてくれている重要なホースです。
素人が外しちゃっても大丈夫なの?って思うかもですが、しっかり戻せば全く問題はありませんよ。
外せたら、中にゴミなどが入らないようにタオルなどを突っ込みで蓋をしておくと安心です。

ホースの蛇腹部分を押し下げながら、上の写真の位置くらいまでホースを曲げます。
ちょっと大変ですが、ホースが下のどこかに引っかかるまで思い切って押し込んじゃってください。
え、硬くて全然動かないんですが・・・という時はホースをたどって動くポイントを見つけましょう。
なみなみになっているところを折るように曲げてあげると動きやすくなると思います。
手が真っ黒になるので軍手があるといいかもしれません。
これで作業スペースが確保できました。
古いオイルフィルターをゆるめる

フィルターと金属部分に写真のようにマジックでマークをして、締込み加減を確認していきます。
エンジン内部はホコリや油汚れがたっぷり・・・
汚れがひどくて油性マジックのインクが乗らない場合には、ティッシュなどで印をする部分を軽く拭き取るとマークしやすいですよ。
いい機会なので周辺の汚れもいっしょに拭き取っておくとスッキリしますね。
この時に、緩めたり締めたりして「このくらい締め付けたら良いのか・・・」と言うように感覚を覚えておいてくださいね。
本来はトルクレンチを使って規定値で締める必要があるようなのですが、そんな道具はいりません。
そんなにきつく締めないので、もともとついていた時の感覚を覚えていれば何も問題ありませんよ。
というわけで、新しいフィルターを付ける際にこの感覚を利用します。
ちなみに、わたしの場合だと「手で締められる程度までだな。」と覚えました。
あくまでまだ緩める程度でOKです、オイルを抜いてからの作業になるので完全に外さないでくださいね。
まずはオイルを先に抜くので、元の位置に戻しましょう。

エンジンをかけてオイルを温める

エンジンオイルは冷えているとドロドロなので、そのままだとオイルチェンジャーで抜き取るのは至難の技。
3分程度エンジンをアイドリングして、オイルを温めましょう。
古いオイルを抜く

エンジンを切り、オイルキャップとオイルゲージを抜きます。

そして抜き終わるまでには10分程度時間がかかります。
今回はオイルフィルターの交換もあるので、抜きつつ次の準備をします。
新しいエンジンオイルを開けて、オイルフィルターも開けたら、新油をフィルターのゴムパッキンにヌリヌリしておきましょう。

油を塗っておくことで、より密封できるので必ずやっておきましょうね。
塗らないと漏れるみたいです。

・・・ゴゴゴという空気を吸う音がでれば終わりです。
エンジンオイルを抜き終えたら、古いオイルフィルターを外しましょう。
フィルター内に残ったオイルが溢れるので、下にはウエスをひいておきましょう。
結構漏れるので大量に敷いた方が良いです。わたしはナメてたのでオイルを散らかしました。笑

ちなみに、完全に外す前に新しいオイルフィルター側に置いておくのがオススメです。
外すと↓の部分からタラタラと垂れ続けるので、すぐに付け替えられるように備えておくと汚れるのを最低限にできますよ。

フィルターを外すときには落下すると拾うのが大変なので、手で回せるようになったら手で回して外すようにすると良いですよ。
※外した差込口にゴムパッキンが残る場合があるので注意してくださいね。
外した古いフィルターに黒いゴムがついていれば問題ないですよ。

外したオイルフィルター。オイルが中に溜まっているので、逆さにして廃油パックに置いておきましょう。

オイルチェンジャーから出た古いオイルです。5000キロ走ったので真っ黒でした。
それにしても汚い・・・

新しいオイルフィルターの取り付け
オイルを抜ききったら、新しいフィルターを取り付けます。

外した時の感覚を頼りに、新しいオイルフィルターを取り付けます。
回す角度に注意してネジが変なまま入らないように締めていきましょう。
何度か合わせてみて、スムーズにクルクル回せればOKです。
最後に汚れた部分を拭き取ったら、外したインテークパイプを元に戻します。
パイプを上に持ち上げて、キープしながらマイナスドライバーで締め付けます。
引っ張ってみて緩みがないかを確認するのを忘れないでください。
これで新油に替える準備が完了です。
新しいオイルを入れる

いっぺんに入れるのではなく、ちょっと少ないかな?くらいで止めておきます。
添加剤があればこのタイミングで入れましょう。
オイルキャップとゲージを装着し、エンジンを始動し、数分アイドリングします。
エンジンを止めて、再度オイルゲージで適量かどうかを確認しましょう。
足りなければ少しずつ足します。
目安:メモリの上から下までで1リットルです。
オイルゲージの上のライン付近になれば作業は完了です。

お疲れ様でした!これで作業は完了です。
やってみた感想、VOLVO V60のエンジンオイル&フィルター交換DIYはオイルのみよりも少し難易度は高いとはいえ、簡単な作業でした。
インテークパイプを外して邪魔にならないよう下にずらすのがちょっと大変かも?という気がしました。
今回は最低限の道具で作業ができるように心がけましたが、少しの道具すらも置きたくない。っていうわたし以上のミニマリストさんもいらっしゃるかと思います・・・
「半年ごとの交換作業のために、あれこれ道具を保管するのもスマートじゃないよね・・・」
お気持ちわかります、特に別に車好きじゃない人だとなおさらですよね。
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まとめ
今回は、オイル交換をスムーズに行うための詳細な手順を、画像多めで紹介しました。
DIYに慣れている方でも、初心者の方でも、この方法なら誰でも簡単にオイル&フィルター交換をすることができます。
愛車の定期的なメンテナンスですから、こうして自分でできる部分は自分でやるようにするとより愛車と深い関係を築くことができますね。
中には「車は消耗品、単なる移動手段でしょ。」という方もいると思いますが、自分や同乗者を安全に目的地まで運んでくれる相棒です。
そんな車を大切に、長く乗ることで人生の満足度も高くなったと感じます。
定期的にオイル交換などの自分で行えるメンテナンスをすることは、エンジンの健康や燃費を維持するために不可欠です。
この記事で紹介したテクニックを実践することで、みなさんのVOLVOが今後も快調に働き続けてくれるでしょう。
さあ、道具を持ってぜひこの記事を参考に、エンジンオイルとオイルフィルターの交換DIYに挑戦してみてください。
自分の手で整備する満足感を味わいながら、DIYを楽しんでください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ではまた。
最後にワックスの紹介
わたしはずっとニューウィルソンの固形ワックスを愛用しています。
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あれこれ揃える必要はありません。ミニマリストが車を綺麗に保つには、カーシャンプーとこのワックスだけで十分です。
以上、余談でした。
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