こんにちは、YAMANASHI TECHのこあきなです。
山梨の山奥で、ソーラーで電気を自給する暮らしをしています。
「ボルボって壊れやすいって聞くけど、実際どうなの?」
中古ボルボを検討している人が、一番知りたいのはそこだと思います。
ネットには「買ってはいけない」「後悔した」という声がたくさんあります。
でも、具体的に何が起きたのかを書いている記事は意外と少ない。
この記事では、中古ボルボV60を実際に乗ってきた僕が、経験した3つのトラブルを正直に話します。
「ボルボが安い理由」「それでも乗り続ける理由」も含めて、全部まとめました。
- ボルボを買ってはいけないって本当?
- 実際に所有してみた感想を知りたい
- 良い点だけでなく、悪い点もちゃんと知りたい
こういった疑問に、実際のオーナーとして答えます。
エルクくんボルボが好きだからこそ、これから乗る人に嫌いになって欲しくない。
だから、悪い部分をしっかりお伝えします。
結論から言います
ボルボは「買ってはいけない」と言われますが、半分本当で、半分嘘です。
トラブルは確かにあります。
でも、それを知った上で乗るなら、めちゃくちゃ良い車です。
問題は「知らないまま買う」こと。
知らずに買うと、後悔します。
というわけで、僕が実際に経験したトラブルを順番に話します。
経験した3つのトラブル
① 高速道路でエンジンが突然止まった
忘れもしません。
高速道路で渋滞にはまっていました。
緩やかな上り坂で、ブレーキを踏みながらじりじり進む、あの状況です。
前の車が少し動いたのでブレーキを離した瞬間、
「がくんがくん……ドゥーンドゥーン」
アイドリングが不安定になって、エンジンが止まりました。
上り坂でのエンストです。
正直、かなり焦りました。
すぐにブレーキを踏んで、パーキングにギアを入れて、エンジンをかけ直そうとしたんですが。
かからない。
スタートスイッチを押しても、反応しない。
吹かしながら何度か試したら、やっとかかりました。
ガクンガクン言いながら、なんとか近くのインターで降りて、しばらくそこで落ち着くまで休憩しました。
DCTとは、車の変速機の一種です。
普通の車はギアを切り替える時に少し時間がかかりますが、DCTミッションはとても素早くギアを切り替えることができます。
ギアの切り替えがスムーズなことで、キビキビとした走りと燃費が良いという特徴があります。
ですが故障が多く、渋滞での止まったり進んだりを繰り返す環境が、クラッチに一番負荷をかけます。
日本の道路環境との相性が悪いのが、ボルボDCTの弱点です。
変速ショックが気になり始めたら、放置しないことが大事です。放置した結果がどうなるかは、こちらの記事で詳しく書いています。


② DCTオイル交換に行ったら、想定外の追加修理
変速に違和感が出てきたので、DCTオイルの交換に出しました。
「まあオイル交換で6万円くらいかな」と思っていたら、整備士さんから一言。
「オイル交換だけじゃ、今の状態だと厳しいですね。」
え、なんで?と思って、リフトアップした車の下に潜らせてもらいました。
ミッションのタペットカバー(ミッションの箱)が見えました。
上下二分割になっていて、その継ぎ目のパッキンからオイルがぽたぽたと漏れていました。
しかも、箱の周囲がどろどろに汚れていて。
しばらく漏れ続けていたのが、一目でわかりました。
「このまま放置すると車検も通らなくなりますし、オイルの量もどんどん減っていきます。どうせDCTオイルを交換するなら、パッキンも一緒に替えた方がいいですよ。」
そう言われたら、やるしかないですよね。
「オイル交換で済む」と思っていたのが、いきなり倍近い出費になりました。
最終的な修理費は約10万円です。
オイルが漏れていても、普段乗っているだけでは気づけません。
「なんか変な気がする」くらいのタイミングで持って行くと、だいたい手遅れになっています。ボンネットを定期的に開けて確認するクセをつけると、初期症状で気づけます。
DCTのコンディションを保つために、オイル交換のタイミングで添加剤を入れておくのも有効です。
僕自身も使っているSOD-1は、クラッチへの負担を減らしてくれます。
DCT問題の詳細と修理については、こちらの記事も参考にしてください。


自分でDCTオイルを交換してみたい方には、こちらが参考になります。


③ 旅行先の翌朝、駐車場で赤い警告灯
連休に旅行に行きました。
旅館に泊まって、翌朝。
天気も良くて「今日最高だな」というテンションで駐車場に向かって、エンジンをかけたら。
赤い警告灯が点きました。
「……旅行、終わりか。」


一瞬で頭の中の予定が全部消えていきました。
とりあえず一度エンジンを切って、かけ直してみたら。
消えました。
念のためボルボ専門の整備工場に電話したところ、「ボルボはセンサーの誤作動がちょいちょいあります。一度切ってかけ直して消えるなら、しばらく様子を見てください。頻発するようならセンサー交換が必要です」とのことでした。
それ以降は出ていないので、今のところ大丈夫です。
ずっと前から計画していた、楽しいはずの旅行が台無し。そんな悲しい体験でした。
3つのトラブルを話しました。では、なぜこういうことが起きるのか。順番に説明します。
ボルボが「買ってはいけない」と言われる3つの理由


理由① 国産車と比べると、壊れやすい
国産車は「エンジンオイルをちゃんと交換していれば、まず壊れない」という信頼感があります。
実際、日本の車は世界的に見ても故障が少ないことで有名です。
そのレベルを基準にしていると、輸入車はどうしても「壊れやすい」に見えてしまいます。
ボルボも例外ではなくて、輸入車オーナー同士が集まると、たいてい車のトラブル話になります。
理由② 日本の道路環境と、設計思想がかみ合わない
ボルボはスウェーデンの会社です。
北欧の涼しくて乾燥した環境で、高速道路を長距離ドライブすることを想定して設計されています。
一方、日本の道路環境はというと。
信号だらけで、渋滞だらけで、止まったり進んだりの繰り返し。
高温多湿の夏があって、ゴムやシールが劣化しやすい。
これがDCTにとって一番過酷な環境です。
僕が高速の上り坂でエンストしたのも、渋滞でクラッチに負荷がかかり続けたのが原因です。
設計が悪いのではなくて、使われる環境が想定外だった。
というのが正確なところだと思います。
しかし、昔と比べると性能が向上して外車でも故障しづらくなったという声もよく耳にします。
「外車はすぐ壊れる」というのは、もう昔話なのかもしれません。
理由③ 部品代が高い…は、実は半分誤解
「輸入車は部品代が高い」というイメージがありますよね。
これは完全に間違いではないですが、ボルボに限って言うと少し違います。
日本に正規代理店があるので、ベンツやBMWと比べると部品はずっと安く手に入ります。
納期も数日程度で、「部品が来るまで1ヶ月待ち」みたいなことは少ないです。
ただ、DCT関連の修理だけは話が別で、ここだけは費用がかかります。
「部品代は意外と安い、でもDCTだけは例外」というのが実態です。
トラブルの理由がわかったところで、それでもボルボが好きな話をします。
それでもボルボを手放せない理由


デザインと内装の質
外装は「落ち着いていながら個性的」で、内装はすべてが上質です。
シートの素材感、ダッシュボードの質感、細部のつくり。
時間が経った今でも乗るたびうっとりさせられます。
内装パネル類の質感が良いのはもちろんですが、機能面でも優れています。
運転中によそ見をしないような工夫が各所にされているから、前を見ながらでも操作できるデザインになっています。
世界トップクラスの安全性能
これはボルボが本物だと思っている部分です。
衝突安全性や歩行者保護の設計思想が、日本車とは根本的に違います。
「とにかく乗っている人を守る」という哲学が、車全体に貫かれています。
目先の維持費の安さだけを重視して、軽自動車に乗っている人が多すぎます。
軽自動車ってボディーがとても薄すぎる。
ベンツと軽自動車が正面衝突した事故で、ベンツに乗っていた人が助かり軽自動車に乗っていた人は帰らぬ人になった。こんなニュースだって実際に起きています。
軽自動車に乗って手厚い生命保険に入るくらいなら、保険は最低限にして頑丈な車を選ぶべきだと思います。



お金を理由に、命を粗末にしちゃだめ。
特に小さなお子様がいるご家庭は、ボルボを選ぶのが良いと思います。子供は大切な宝物ですからね。
シートの座り心地
北欧の大柄な人を想定して設計されているので、シートも車内空間もゆったりしています。
身体が大きめの人や、長距離運転で腰が疲れやすい人には特に合います。



特にシートは別格。まるで高級ソファーのように包み込む座り心地で、最高です。



大柄な人にはボルボがおすすめ。国産車で疲れるなら試乗してみて。
適切にメンテすれば、13万kmだって走れる
DCT問題があると聞くと不安になるかもしれませんが、丁寧に乗って定期的にメンテナンスを続ければ、13万km以上走れます。
実際に13万km走り続けたオーナーの記録がこちらです。


燃費の良さ
スウェーデンは環境への意識が高い国です。
その文化を反映してか、ボルボは燃費が良いんですよね。
国産のプリウスなどと比べると確かに劣りますが、「輸入車なのに燃費がいい」というのは、実際に乗ってみて驚いた点でした。
中古ボルボが安い理由
「なんでこんなに安いんだろう」と感じている人も多いと思います。
理由はシンプルで、DCTトランスミッションに問題を抱えている個体が多いからです。
2011年〜2016年頃のボルボV60に搭載されていたDCTは、設計上の弱点があると言われています。
日本の渋滞環境でクラッチがへたりやすく、放置すると修理費が数十万円になることもある。
そのリスクがある分、値段が下がっています。



中古車屋の闇を感じるぜ・・・
壊れかけの中古車を、知らんぷりして現状販売で売る業者も多いので、くれぐれもご注意ください。
では、どんな人が買っていいのか。正直に書きます。
買っていい人・やめた方がいい人
- 安全性を最優先にしたい人(特に子どもを乗せる機会が多い家庭)
- 身体が大きめで、日本車のシートが窮屈に感じる人
- トラブルが起きても、ある程度自分で対処できる人
- 修理費の予算をある程度確保した上で乗れる人
- 燃費も気にしながら輸入車に乗りたい人
- 「壊れない車」が絶対条件の人
- 修理費の余裕がない人
- 近くに輸入車対応の整備工場がない人
やめた方がいい人の中で、一番大事なのが「近くに工場がない人」です。
ボルボは整備工場次第で、体験がまったく変わります。
整備工場選びが、全てを決める


ボルボを長く乗るために一番大事なのは、整備工場との関係です。
DCTの修理ができる工場は実はかなり少なくて、ディーラーに持って行くと高額になりがち、町の整備工場では対応できないケースも多いです。
実際に僕も輸入車対応の工場を探すのに苦労した経験があります。
ボルボ専門の工場にたどり着いたのも、いくつか問い合わせを重ねた結果でした。
購入前に、まず工場を見つけておくことをおすすめします。
エリアで絞って輸入車対応の工場を探せるサービスがあるので、使ってみてください。
信頼できる工場が近くにあるとわかるだけで、ボルボに乗る安心感がまったく変わります。
まとめ
「ボルボは買ってはいけない」という言葉は、嘘ではないと思います。
でも、それで終わりにするのも違う。
トラブルはあります。
でも、理由がわかれば対処できます。
整備工場との関係さえ作れれば、長く乗り続けることも十分できます。
デザインが好きで、安全性を信頼していて、シートの座り心地が気に入っている。
そういう理由があるなら、ボルボはその期待に応えてくれる車だと思います。
というわけで、今回は中古ボルボV60オーナーの正直な話でした。これから購入を検討している人の参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日もあなたの手で、素敵な1日を作ってくださいね。こあきなでした。


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