先日WorldcoinがXにてこんなポストを投稿しました。
Worldcoin's updated state bridge architecture features a modular, permissionless & gas-efficient design.
— Worldcoin (@worldcoin) October 13, 2023
Merkle root propagation has been decoupled from identity insertion, allowing for new identities to be inserted more efficiently. pic.twitter.com/01rSCVUVuS
えっと・・・この内容だとさっぱりわかりません。笑
暗号資産に詳しくないけどWorldIDに登録したって人は・・・
なにがなんだかわからないですよね。当然です。
「わからん・・・自分には関係ないや」と大半がスルーしてしまいそうですが、せっかくワールドコインに興味をもっているんだし、僕と一緒にちょっと理解を深めていきませんか?
ということで今回はこのポストに関して、誰よりもわかりやすく解説をします。
ワールドコインがシステムをアップデートし効率化。例えるなら・・・
・新しいユーザーの登録や取引がより効率的に行えるようになって、システムのパフォーマンスが向上した。
・ブリッジで区別されることで、システムの開発や保守が容易になった。
今はまだわからなくてOKです。突然ですが、上野のアメ横ってご存知ですか?
上野アメ横は活気あふれる、雑多な商店街として有名です。
アメ横って?
東京、上野駅から御徒町駅までの高架下に沿って約500メートル続く商店街です。食料品、衣料品、雑貨、家電、玩具など、さまざまな商品が販売されており、叩き売りや客引きなど、活気のある雰囲気が魅力で国内外から多くの観光客が訪れます。
まずはブリッジをわかりやすく例えるために、上野のアメ横に例えます。
アメ横ってひとつの建物の中に路地があり商店がひしめき合っていますよね。それをこれまでのワールドコインだと思ってください。
目的のお店で買い物するのに、たくさんのお店を歩き回って行く必要がありました。効率が悪かったんです。
そこでワールドコインがおこなった今回のアップデートでは、
お店をジャンルごとに整理をして、それぞれにブリッジ=橋をかけることで目的地のお店に効率よく行けるようにする。
というのが今回のアップデート内容です。
これだけでも理解は十分だと思いますが、次ではもう少し深堀りします。
ワールドコインの最新システムをわかりやすく解説
ワールドコインの最新の状態であるブリッジ構造は、2つの主要な要素で構成されています。
1つ目は、ユーザー情報を保存する「アイデンティティレイヤー」もう1つは、取引を記録する「トランザクションレイヤー」です。
「レイヤー」ってなに?
イラストレーターであればレイヤーは聞き馴染みがあると思いますが、例えるなら透明なフィルムみたいなものです。
レイヤーは、背景のフィルム・文章のフィルムなどをそれぞれ個別に分けて編集し、それらを重ね合わせて最終的な1つのデザインを作っていくような仕組みのことです。
アイデンティティレイヤー
アイデンティティレイヤーは、ユーザー情報を保存するレイヤーです。
アイデンティティレイヤーには、名前、住所、メールアドレスなどの情報が含まれています。
アイデンティティレイヤーは、メルクルツリーと呼ばれるデータ構造を使用して、ユーザー情報を保存します。
※メルクルツリーは、情報を枝から分岐して伸びる葉のようにすることで、データを効率的に管理するための構造のこと。
トランザクションレイヤー
トランザクションレイヤーは、取引を記録するレイヤーです。取引には、送信者、受信者、金額などの情報が含まれています。
従来のシステム
従来のシステムでは、アイデンティティレイヤーとトランザクションレイヤーは密接に結合されていました。
そのため、新しいユーザーの登録や取引を行う際には、両方のレイヤーを同時に更新する必要がありました。
ひとまとめになっていることで、新しいユーザーの登録や取引が効率的に行えませんでした。
最新のアップデートで2つのレイヤーが分離された
最新のシステムでは、アイデンティティレイヤーとトランザクションレイヤーが分離されました。
そのため、新しいユーザーの登録と取引を同時に行う必要がなくなり、区別されたことで新しいユーザーの登録や取引がより効率的に行えるようになりました。
改善したメリット
最新のシステムには、以下のメリットがあります。
- 新しいユーザーの登録や取引がより効率的に行える。
- システムのパフォーマンスが向上。
- システムの開発や保守が容易になった。
こんな感じになりました。
ちょっと難しい部分もあったと思いますが、少し理解は深まったでしょうか?
SNSでは理解できなかったけど、少しわかるようになったと感じてもらえたら嬉しいです。
まとめ
ワールドコインはシステムの効率性とパフォーマンスを向上させるための重要なアップデートを行いました。
このアップデートにより、ワールドコインはより多くのユーザーに利用され、暗号資産の普及により貢献することが期待されると感じました。
こうして運営している方々が活発なプロジェクトは信頼できますね。最近WorldAppで不具合が多数報告されているようですが、そのような問題も親身に対応して改善を続けていければ、投資家の信頼感もより高まると思います。
まだまだ始まったばかりのプロジェクトだし、時間はかかりますがこれからも応援を続けていきたいと思います。
今回は以上になります。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
ではまた。
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