仮想通貨コールドウォレットの代名詞「Ledger nano S Plus」に、ワールドコイン(WLD)をOPmainnetを使って取引所から送金する方法を世界一やさしく解説します。
今は「なにそれ?」って思うかもしれませんが、ご安心ください。今回解説する通りに作業するだけで1時間後には理解できるようになっています。
結論、ワールドコインが発行するWLDトークンは、Ledgerに送金できます。
本記事では、知識ゼロの初心者向けに、安全に取引所からコールドウォレットへの送金をサポートいたします。
間違って送金してしまった場合、大切な仮想通貨は絶対に取り戻せません。
すべて自己責任になる作業です。これから説明する手順を必ず守って、ゆっくりで良いので確実に進めていきましょう。
お茶でも飲みながらゆっくりやれる時間を用意してくださいね。
それにしても、ワールドコインの送金方法を解説するような、ニッチなサイトやYouTubeは他に無いですよね。ここまでたどり着いて、読んでくださりありがとうございます。
※ちなみに、Ledgerの専用アプリ「Ledger live」が使用できるデバイスに限るため、その点だけご注意を。
今回、使用しているデバイスは「Ledger nanoS Plus」です。
仮想通貨を取引所に放置するのって、そんなに危険?
資金を海外取引所にすべて置いておくのは便利でラクな反面、ハイリスクなんだ。
バイナンスやバイビットなどの取引所はすべて中央集権だから、
管理者次第である日突然、資金をロックされてしまったり、ハッキングの被害にあう可能性がある。ってことを忘れないように。
仮想通貨を長期で保管する場合、安全のため必ずコールドウォレットに入れておくように心がけましょう。
まだLedgerを持っていない方はこちらが参考になります。
→タスケブログ(Ledgerの買い方)
Ledgerを買ってこれから触るという方は、【初期設定のやり方徹底解説ガイド】をはじめにご覧ください。
➝タスケブログ(Ledger初期設定)
準備はいいですか?
さあ、それでは早速WLDを送金していきましょう。
Optimismネットワークとは
今回紹介する方法は、Optimismネットワークを使用して送金する方法です。
Optimismネットワークは、イーサリアムブロックチェーンの裏側で動いている、もうひとつのブロックチェーンです。イーサリアムブロックチェーンは、たくさんの人が使っているため、トランザクションの処理速度が遅かったり、ガス代が高かったりします。
それを解消する新しいネットワークがOptimismなのです。
Optimismネットワークの特徴:少額から送金OK・送金スピードが早い・手数料最安級
デメリットはありません。つまり最強なんです。
ということで、WLD以外にもERC-20トークンであれば、他の仮想通貨も同様の手順で安く・早く・少額でも送金ができます。
- Optimismって安全性は大丈夫?
-
なにも心配いりません。
信頼性できる理由としては、WLDトークンを発行しているワールドコインのWorldAppが、このOptimismネットワークを使用しているところです。何気なくあなたが受け取っている毎月のGrantsも、このOptimismネットワークがあるおかげなんです。
「ワールドコインのネットワークを支えている。」という実績があるから安全なネットワークだと言えます。
ちなみに、もっとも一般的な送金方法はEthereumネットワークを使用する方法です。
たくさんの人が利用しているから、「解説するサイトや動画が多い」という点については、初心者からすると便利なのですが、
送金するときにかかる手数料(ガス代)が高すぎるんですよね。
さらに、送金スピードも混雑状況によってとても遅いことが多々ありました。
それじゃあ、具体的に両者の比較をしてみましょう。
OptimismネットワークとEthereumネットワークを比較してみた
それでは、ざっとOptimismネットワークとEthereumネットワークを比較してみましょう。
論より証拠。ということで、この画像を見てください。
※Feeが手数料・Minimumなんちゃらが送金できる最低枚数・Arrivalなんちゃらが着金までの時間です。
Optimismネットワークなら、Ethereumネットワークに比べてガス代は20分の1、最低送金料は1WLDから可能、送金スピードは半分の時間で済みます。
比較してみるとこんなにも違うんですね。混雑具合などで前後すると思いますが、この差が逆転することはほぼ100%ないでしょう。
いや、一回の送金で3.46WLD手数料で持っていかれちゃうの?高すぎでしょ。って思いますよね?僕がケチなだけ?
ということで、少額をちょこちょこ送金したい人にもOptimismは重宝しそうです。
さらに、「手数料がもったいないから仮想通貨を取引所に置きっぱなしにしていた。」という人にも良い方法だと感じました。
Optimismネットワークがどれだけすごいのかが理解できたところで、早速入金準備をしていきましょう。
ワールドコイン(WLD)をLedgerウォレットに送る準備
手順1:LedgerデバイスをPCに接続する
まずは、初期設定からイーサリアムネットワークを入れるところまで進めていきます。
はじめの接続方法については、こちらの初期設定記事で画像をたくさん使って解説しています。
記事後半で解説しているのでご覧ください。
手順2:Optimismネットワークを追加する
手順1の記事通りに進めてもらうと、イーサリアムネットワークのインストールまで完了していると思います。
下の画像のようにアプリカタログのEthereum(ETH)がインストール済みになっていればOKです。
まだ何も触っていない下のような状態なら、Ethereum(ETH)右にある【↓インストール】をクリックして追加してください。
それでは、Optimismネットワークを追加していきましょう。
Ethereum(ETH)に【アカウントを追加】ボタンがあると思います。それをクリック
検索画面に「OP Mainnet」と入力すると、下の画面のように赤いロゴのネットワークが表示されます。
選択して【続行】をクリック。
【アカウントを追加】をクリック
これで、アカウントにOP Mainnetが追加されました。
これで、WLDを送金する準備は完了となります。一旦、ここまでお疲れ様でした。
WLDを取引所からLedgerウォレットへ送金する方法
さて、いよいよLedgerへWLDを送金していきます。アドレスとかネットワークを選択する場面があるので、ミスの無いようにちょっと集中して作業しましょう。
①LedgerのWLD用アドレスをコピーする。
②取引所の送金ページにアドレスをペースト。
③着金確認
という流れです。簡単ですが、何度やっても気が抜けない、一番緊張するポイントです。
ということで、はじめにLedger側の受け取りアドレスをコピーしていきます。
【↓受け取る】ボタンをクリック
アドレスが表示されるのでコピーして、取引所の送金ページのアドレスに貼り付けます。
今回はBinanceを使って実演していきます。
僕の場合、取引所の操作はスマホで行っているのでQRコードを読み取りました。
ちなみにスマホでやる方がラクなのでおすすめです。
まずはWLDのページから【Withdraw】をタップします。別の取引所では【入金】などになります。
送り方を聞かれるので、CryptoNetworkを選択します。
すると「Send WLD」というページになります。右上の○で囲ったQRボタンを押せばカメラモードになるので、先程PCで表示させたQRを読ませます。
すると、どのネットワークで送る?と聞かれるので、Optimismを選択しましょう。
選択したら、試しに1WLDを送金してみます。試しに少額を送金してみるのがおすすめです。
【Confirm】をタップ
セキュリティ認証をして、この画面になれば送金完了です。
少し時間を置いてからPCに戻り、確認してみると・・・
無事に着金されているのが確認できました。
これで手順は完了です。お疲れ様でした!
まとめ
今回はOptimismネットワークを使った、少額OKで安く早くWLDをLedgerに送る手順を解説しました。
1回試しに送金できたからって油断してると、2回目の本送金でミスったりします。
最後まで気は抜かないこと!
何度やっても気が抜けない作業なので、これから本送金する方は、時間が許すならもう一度この記事の上に戻ってやることをおすすめします。
この記事を失敗防止対策に活用してもらえれば嬉しいです。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた。
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