ソーラー電気柵の配線を写真で解説。剥いて、ねじって、挟むだけだった。

【PR】この記事には広告を含む場合があります。

「ここまできたら、あとはつなぐだけなんだけど、ちょっとムズい」

こんにちは、YAMANASHI TECHのこあきなです。
山梨の山奥で、ソーラーで電気を自給する暮らしをしています。

前の記事で激安電気柵本体とソーラーシステムの費用をまとめました。
今回はその続き、実際に配線を作っていくところです。

ひとつ気づいたことがあって。
付属の取説を読むと、ソーラーとの接続方法がほとんど書いていないんですよね。

どうやらこの本体、コンセントに繋いで使うことが前提で設計されているようです。
付属品にもACアダプターが入っていました。

ということは、ソーラーで動かしたい人は自分で配線を作る必要があります。
電気配線に慣れていない人には少し面倒に感じるかもしれませんが、やることはシンプルです。
剥いて、ねじって、挟むだけです。


目次

最初に道具を揃える

作業に必要なものはこれだけです。

  • カッター
  • ニッパー
  • ペンチ
  • 細いプラスドライバー(太いと入らないかも)
  • ビニルテープ
  • 圧着スリーブ(直結する場合。なければペンチやニッパーで代用可)

特別な工具は要りません。
どれも家にあるもので大丈夫です。


用意する配線材料

VVFケーブル 2芯 1.6mm × 2本

ホームセンターやAmazonで買えます。5メートルとかで売ってますが今回だけなら最低1メートルあれば50センチ✕2本つくれるのでいけます。
僕はエアコン工事で余りがあったので0円でいけました。
数メートルあれば十分です。
今後なにかと使えるので、5mあって損はないと思います。

電気柵付属のDCワニ口ケーブル(流用)

本体に同封されているケーブルをそのまま使います。
新たに買うも必要はありません。


VVF 2芯の色はどっちがプラス?

2芯VVFには白と黒の2本が入っています。

  • 白 = プラス(+)
  • 黒 = マイナス(−)

黒がマイナス、これだけ覚えておけば迷いませんね。

※これから解説する写真では3芯のエアコンケーブルをつかっているのでごちゃごちゃになっていますが、参考にしないでください。

白黒も自分が覚えておければどちらを使ってもいいですよ。


シース(外皮)の剥き方

VVFの灰色の外皮のことをシースといいます。
この硬い外皮を剥いて、中の白と黒の線だけにします。

まずVVFを必要な長さに切ります。
ソーラーパネル用とバッテリー用で各1本。
設置する場所を想像して、少し長めに切っておくと余裕が出ます。

シースの剥き方はこうです。

  1. VVFを床に置きカッターをシースに当てて、上から下まで軽くスーッと切り込みを入れる(ほんとに軽くでいいです)
  2. 片方の端の切れ目だけ、中の芯線を傷つけないようにしっかり切る
  3. 中の白・黒の線をつまめるくらい引き出す
  4. バナナを剥くように、シースを引っ張る

切り込みをちょっと入れただけなのに、するするっと剥けていきます。
気持ちいいんですよ、これが。


チャージコントローラーへの接続

チャージコントローラーには6つの端子があります。

  • ソーラーパネル用の+−
  • バッテリー用の+−
  • 電気柵本体用の+−

それぞれに配線を差し込んでネジで固定します。

チャージコントローラー側の芯線の処理

各配線のチャージコントローラーに入る側の被覆を1cm剥きます。
ニッパーで軽く甘噛みさせてから、ねじりながら引っ張るとスポッと抜けます。

端子への差し込み方

端子のネジを緩めると中のプレートが開きます。
全開にしなくていいです。細い芯線が入るくらい開ければ十分です。
芯線を差し込んでネジで固定します。

このチャージコントローラー、激安なのでネジがナメやすいです。力を入れすぎず、でも外れない程度にしっかり締めてください。ドライバーは細めのものを使いましょう。太いと差込口に入らないことがあります。


「バッテリーに直接繋いたらダメなの?」

動くんですよ、それでも。
簡単にしたい気持ち、わかります。

ただ、バッテリー直だと電気柵がギリギリまでバッテリーを使い続けます。
これを過放電といって、鉛蓄電池には結構なダメージなんですよね。
気づいたら寿命が半分くらいになってた、というのが起きやすいです。

チャージコントローラーには、バッテリーの電圧が設定値まで下がったタイミングで自動的に電源をオフにしてくれる機能がついています。
バッテリーの劣化を防いでくれる便利なやつなので、チャージコントローラーにつないで管理しましょう。


ソーラーパネルへの接続

ソーラーパネル用のVVFを、チャージコントローラーのソーラーパネル用端子に繋いだら、反対側をソーラーパネルに繋ぎます。

ソーラーパネル側にはMC4コネクタという専用の端子がついています。

MC4コネクタがある場合

ソーラーパネル側にはMC4コネクタという専用の端子がついています。

MC4コネクタは単品でも安く買えます。僕が確認したのはこれです。

コネクタに差し込むだけです。
VVFの芯線は細いので、ネジをかなりしっかり締めないと抜けやすい。


また芯線が細いと隙間から水が入りやすいので、接続部分はビニルテープで巻いてください。
コネクタ部分は屋外に出さず、雨のあたらない場所に置くのが安心です。

MC4コネクタがない場合

ソーラーパネル側のケーブルをぶった切って直結してもOKです。
直結するときは圧着スリーブを使うのが確実です。
圧着ペンチがなければ普通のペンチやニッパーで代用できます。外れなければそれでOKです。

手持ちがなければ、被覆を長めに剥いて線同士をねじり合わせてビニルテープで巻く方法でも普通に動きます。

安全じゃないのでおすすめはしませんが、外れなければ普通に問題ありません。

⚠️ MC4コネクタを持っていない直結の方へ
ここではまだソーラーパネルに繋がないでください。
接続は次の記事で、設置場所を決めてから行います。

ソーラーパネル側が完成したら、チャージコントローラー側のVVFの皮膜を1センチ剥いで左につなぎます。
※プラスとマイナスを間違えないように。

これでソーラーパネルへの配線が完了。次はバッテリーの配線をつくっていきますね。


バッテリーへの接続

付属のDCワニ口ケーブルを加工します。

  1. ワニ口クリップを10〜15cm残してニッパーで切る
  2. 切ったワニ口側の被覆を5センチくらい剥く(細い線なので優しくニッパーで甘噛みして、切らないように慎重に)
  3. 出てきた細い線をねじって1本にまとめる
  4. バッテリー用VVFのチャージコントローラー側とは反対の端を3cm剥く
  5. そこにワニ口の細い線を巻きつける
  6. ビニルテープでぐるぐる巻きにして固定する


車のバッテリーには+−のポールが出ているので、完成したワニ口をそこに噛ませます。

バッテリー側が完成したら、チャージコントローラー側のVVFの皮膜を1センチ剥いで真ん中につなぎます。
※プラスとマイナスを間違えないように。

ちょっと締めすぎるとすぐにネジがなめますね。この安っぽさが逆にイイ。
これでバッテリーへの配線も完了しましたね。それでは最後に電気柵本体の配線をつくってきましょう。もう少しです。


電気柵本体への配線

さっきワニ口を切り取った残りの線を使います。

  1. 被覆を10cmほど剥く
  2. 出てきた細い線をねじって1本にまとめる
  3. 4つ折りにして太くする
  4. 少しねじって形を整える
  5. チャージコントローラーの電気柵本体用端子に差し込んで固定する


これで6本の配線がチャージコントローラーに集まった状態になります。

これが今回のゴールです。


接続する順番に注意

次の記事で実際に繋ぎますが、接続する順番だけ先に知っておいてください。

  1. バッテリーを繋ぐ
  2. ソーラーパネルを繋ぐ → チャージコントローラーが起動する
  3. チャージコントローラーの設定をする
  4. 電気柵本体のクリップを繋ぐ

この順番を守ってくださいね。チャージコントローラーは電化製品なので、安定出力できるバッテリーからつなぐのを忘れないようにしましょう。


まとめ

いやいや、おつかれさまでした。ようやく完成しましたね。
意外とやってみると工作みたいで楽しかったと思う方も多いのではないでしょうか?

電気の配線って、なんか難しそうに見えます。
でも実際にやってみると、剥いて、ねじって、挟むだけなんです。

本業の方が見たら怒られそうでも、自分で使うんだからいいんです。
こだわれば綺麗にしっかりできますが、これっきりの人に圧着ペンチ買ってもらうのも忍びないので、今回はこれで良しとしましょう。

あとは実際に運用させてから数日はよく点検して、異常がなければ大丈夫です。
線が抜けてたり圧着が甘いとそこから発熱したりショートする恐れがありますので、感電に気をつけながら触ったり臭いを嗅いだり、目視するようにしてくださいね。

これでソーラーパネル・バッテリー・電気柵本体、それぞれに繋げる状態の配線が全部揃いました。
チャージコントローラーに6本の線が生えた状態、これが完成形です。

せっかくなので、完成したシステムをコンテナボックスに収納したりベニヤ板にビス止めして整列させると、見た目もすっきりして管理しやすくなります。お好みでどうぞ。※密封すると夏に高温で危ないかもなので各自気を付けてください。

僕は電気柵システム専用の小さい鳥小屋みたいなものを作ってそこに設置しようと思っています。

自分で作ったシステムは、壊れたときも自分で直せます。
どこが原因かわかるし、部品だけ交換すればいい。それが市販の一体型との一番の違いだと思います。

というわけで、今回はソーラー電気柵の配線加工編でした。
次はいよいよ畑に持っていって、全部つないで稼働させます。動いた瞬間の話、楽しみにしていてください。

ソーラー電気柵を畑に設置して稼働させた話(準備中)

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日もあなたの手で、素敵な1日を作ってくださいね。こあきなでした。

コメント

コメントする

目次