種まきで水やりはいらない。まく前に天気を読むだけで発芽率が上がった話

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こんにちは、YAMANASHI TECHのこあきなです。
山梨の山奥で、ソーラーで電気を自給する暮らしをしています。

種まきのコツって、なんだと思いますか?

土の配合、肥料の種類、まく深さ……調べ始めるとキリがないんですよね。

でも僕が一番大事だと実感したのは、「まく日を決める前に天気予報を見ること」、それだけです。

この記事では、バジルとトマトを全滅させた失敗談と、インゲン豆が4日で芽を出した成功談から、種まき前の天気の読み方をお伝えします。

目次

水やりよりも、まく日を選ぶ方が楽です

種をまいたら毎日じょうろで水をあげるもの——そう思っていませんか?

わかります。「ちゃんとやってる感」が出ますよね、水やり。

でも正直に言います。

水やりって、めんどくさいんです。

毎日欠かさずやらないといけない。出かけるたびに気になる。旅行も行きにくい。「一日でも忘れたら終わり」みたいなプレッシャーが地味にしんどいんですよね。

そのプレッシャーをまるごとなくす方法が、「まく前に天気を確認する」こと。

うまくいけば、じょうろを使わなくていいんです。

バジルとトマトが全滅したあの夏

まず失敗談から話します。

以前、畑にバジルとトマトの種をまいたとき、一粒も芽が出ませんでした。文字通り全滅です。

まいた直後にじょうろで水をあげて、「よし、あとは育つのを待つだけ」と思っていたんですが——その後がずっと晴れ続きで。

一回濡れた種が、また乾いてしまう。

これ、致命傷なんです。

発芽しかけの種って、水分を吸い込んで「いよいよ芽を出すぞ」モードに入ります。そのタイミングで乾くと、もう二度と芽は出ない。じょうろで毎日頑張ったとしても、自然の雨が降り続けるときの「量と安定感」には到底かないませんでした。

「水やりすれば大丈夫」と思っていた自分の思い込みが、バジルとトマトの可能性を全部つぶした夏でした。

種は生まれたての赤ちゃんと一緒

種って、人間の赤ちゃんに似てるなと思うんですよね。

生まれたての赤ちゃんって、おっぱい、おむつ替え、泣いたらあやして……とにかく目が離せないじゃないですか。でもある程度大きくなれば、少しくらい放っておいても自分でなんとかできるようになる。

種も同じです。

発芽して根が土に張り出すまでの最初の数日だけ、水が切れないように守ってあげないといけない。大きくなれば少々の乾燥にも耐えられますが、芽が出るまでの間だけは例外なんですよね。

だから、「水やりで頑張る」より「水が続く日を選んでまく」方が、ずっと合理的だし、ずっと楽なんです。

理想のタイミングは「翌日が雨、その後2日曇り」

種まきのベストタイミングを天気予報で探すとしたら、こんな並びが理想です。

  • まく日:晴れ(作業しやすい)
  • 翌日:雨
  • その後2日:曇り

雨でたっぷり濡れて、曇りでゆっくり乾く。この流れが種にとって一番やさしいんです。

今年、インゲン豆と大豆をこのタイミングでまきました。じょうろは一切使わず、ただ天気を見てまいただけ。

翌日から3日間、雨と曇りが続いて。

4日後には、ぴょこぴょこと芽が出てきました。

特別な肥料も、毎日の水やりも、何もしていないのに。

自然の流れに身を任せた方が、ずっとうまくいくんだなと、このとき改めて思いました。

実は雨水の方が、水道水より植物に優しい

「雨が降ると庭の植物が元気になる」って、感じたことありませんか?

これ、気のせいじゃないんですよね。

水道水には塩素(カルキ)が含まれています。人が安全に飲めるようにしてある分、土の中の微生物や植物の根にはちょっと負担がかかることがあります。

一方、雨水には窒素などの成分がわずかに溶け込んでいて、植物の栄養になります。石灰分も含まれていないので、土のバランスを崩しにくい。

じょうろで一生懸命やった水道水より、空から勝手に降ってきた雨の方が植物にとっていい水だった——なんか、自然ってすごいですよね。

そして実は、雨水よりもさらに植物に優しいと感じているのが川の水です。

うちのすぐ近くに小川が流れているので、水やりが必要なときはじょうろを持って川まで行って汲んできます。川の水には有機物・微生物・ミネラルが豊富に含まれていて、植物にとっては天然の栄養ドリンクみたいなものなんですよね。

水道水→雨水→川の水、という順番で植物への優しさが上がっていくイメージです。

ただ、川の水には「水利権」という問題がついてきます。川は公共の水なので、基本的には使用するのに許可が必要です。ポンプを設置して引き込むのは論外として、じょうろで少量汲む場合も厳密には許可が必要なケースがあります。地元の自治体に確認するのが確実です。

また、田んぼや畑に引かれている農業用水路はさらに厳しくて、農家の組合が管理している水なので、関係者以外が一滴たりとも使えない、というくらいの扱いです。川と農業用水路はまったく別物と思っておいた方がいいです。

川の近くに住んでいる人は、水利権まわりの事情を確認した上で、うまく使えると水やりの質がかなり上がると思います。

まとめ:天気を読むだけで、発芽率が変わります

種まきで意識していることをまとめます。

  • まく前に天気予報を確認する
  • 翌日が雨、その後2日曇りになるタイミングを狙う
  • 一度濡れた種が乾くのは致命傷(じょうろで補完しきれない)
  • 天気に任せると、毎日の水やりより圧倒的に楽でうまくいく

肥料や土の配合も大事です。でも、まず「まく日の天気」を気にする習慣をつけるだけで、ずいぶん変わります。

難しいことは何もないんですよね。ただ、空を見ること。それだけです。

次に何をまこうか考えながら、天気予報を眺めてみてください。

というわけで、今回は種まき前に天気を読む話でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日もあなたの手で、素敵な1日を作ってくださいね。こあきなでした。

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