ケニア政府激怒!VS米国暗号資産ID企業Worldcoin、どちらが勝つのか?

ワールドコインVSケニヤ政府

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ケニア政府と暗号資産ID企業Worldcoinの対立が続いており、双方とも自らの立場を守るために緊張が走っています。

目次

ケニヤが激怒!Worldcoin関係者を出国禁止に。

先日、Worldcoinの親会社であるTools for Humanity関係者がケニヤから出国するのを禁止し話題に。

ケニヤ政府事務局長官のKithure Kindiki氏は、WorldcoinとTools for Humanityの関係者に対して、さらなる調査を行うため国を出るのを阻止しました。

エルクくん

まるで犯罪者扱いだね・・・

しかし、Worldcoinを保護するために米国当局が介入し、無事に出国が許可される。といった事件があったようです。

その後、ケニヤ側はWorldcoinプロジェクトに関係した者は誰でも司法にかけられると主張した。

Worldcoinの親会社であるTools for HumanityのCEOであるAlex Blania氏は、ケニアにおけるWorldcoinの事業の合法性について質問を受けるために議会調査の前に出廷。これまでの実績を語りました。

以下が主張です↓

Tools for Humanityはケニアに480万米ドルもの大金を投資し、ブロックチェーンと暗号資産の教育・それから情報技術に貢献している。

8月にWorldcoinは、同社の生体認証ツールであるOrbで虹彩をスキャンしてもらうことでWorld IDプログラムに登録することを希望するケニア国民に、25WLD暗号トークン(約50ドル相当)を提供しました。

その結果、35万人以上のケニア人が同意し、この取引に申し込みました。

この結果をふまえて、Worldcoin側はこう主張しました。

Worldcoin側の主張

Worldcoinは、生体認証データの大量収集を通じてケニア人に人格の証明とグローバルなIDを提供するという取り組みにおいて、法律に違反していないと主張し続けています。

米国、ドイツ、イタリア、ポーランド、南アフリカのサーバーに保管されているユーザーの生体認証スキャンを販売することはないと主張し、ケニアの情報通信技術への投資は、Worldcoinが西アフリカの国との長期的な関係を築きたいという願望を示していると述べました。

Bitcoinistによると、Blania氏は委員会に「ケニアの人々に対する私たちのコミットメントは本物であり、私たちは常に誠実に、コンプライアンスに従って、そして何よりも透明性を持って運営するように努めてきました」と述べました。

それに対するケニヤ側の主張はこうです。

ケニヤ政府の対応

ケニヤ政府は生体認証スキャナーを押収。

さらに、データ詐欺から脱税やテロリズムさえも可能にするとケニヤ側は主張している。

政府は8月にWorldcoinの活動を停止し、48台の虹彩スキャニングOrbを押収し、その全機能を確認するためにフォレンジック調査を実施する予定である。Citizen Digitalによると、内閣事務局長官のKithure Kindiki氏は、暗号資産取引の「闇の部分」や不透明な仕組みがマネーロンダリングなどの違法行為を隠蔽する可能性があるとの懸念を示し、暗号資産を全面的に禁止する可能性さえ示唆しました。

「(ケニヤの主張)我々は、我が国のデータ保護法に明らかな違反があることを確認した」と、国民コンピュータおよびサイバー犯罪調整委員会(NCCCC)は調査中に述べた。

The Standardによると、NCCCCはWorldcoinは「リサーチプロジェクト」として偽装していたが、実際は暗号資産ウォレットを宣伝するのが最終目標だったと述べています。1人の議員は、同社はテクノクラートによる「新世界秩序」を追求していると主張しました。

※テクノクラート=科学者出身の官僚など

エルクくん

ここでの「新世界秩序」ってのは、
テクノロジーを駆使して世界を統一して管理・運営することだと思う。

「誰も免れることはできず、誰も排除されません」とKindiki氏は委員会に語った。

「もし法律に違反していることが発見された場合、措置が取られます。」とかなり否定的な様子ですね。

今回の問題をうけ、僕の意見

Worldcoinがケニアで生体認証データの収集を行ったことで、このデータをもとに世界中の人々の行動や経済活動を監視・制御しようとしているとの懸念が、ケニヤ政府のあいだで高まっているように感じました。

Worldcoinはこれまで誰もやったことがない暗号資産を基盤としたグローバルなIDシステムの構築を実現しようとしていることが不信感につながっているのだと思います。

このシステムを活用して、世界中の人々の経済活動を統制しようとしているんじゃないの?って危機感なんだろうな。

もちろん、Worldcoin側はこのような懸念を否定しています。

あくまでもケニアの人々を支援するために活動していると主張しています。

しかし、海外記事の中では、Worldcoinはケニア政府の規制を回避して活動していた。

とも指摘されていました。

Worldcoinがケニア政府の監視や制御から違法的に回避していて、独自に活動していたのなら問題でしょうね。

それが事実なのであれば、プロジェクトの信頼を失いかねないと思います。

こうした問題が事実であれば、出資者や投資家が離れてしまう恐れがあるので、Worldcoinに緊張が走っているはず。

さらに、ケニアの保健大臣であるSusan Nakhumicha Wafulaは、

Orbで虹彩をスキャンしたケニア人は潜在的な健康リスクにさらされている可能性があると警告しています。

保健当局者もこの問題に介入しているようですが・・・Orb認証に行った僕からすると、あの認証だけで健康被害が出るなんて1ミリも思えない。笑

また、すべての責任がWorldcoinにあるわけではなく、規制を回避することを許した米国行政についても批判していました。

ケニア内部の問題もあると話していて、Worldcoinがライセンスなしでケニア人の生体認証データを収集するのを防ぐことができたかもしれないと述べていました。

国民議会特別委員会は、9月28日までに調査結果を提出するそうです。

その調査結果によって、WLDの価格にどの程度影響するのか。これに注目ですね。

現在のWLD価格は一旦急上昇し、調整が入り、また上昇ムードです。

新しいテクノロジーということで今後も問題は尽きないと思うんですよね。

悩んでいて保有できずに価格が上がり後悔するくらいなら、長期保有を前提としてコツコツ安値で少しずつ買い続けるのが僕は良いと思っています。

あくまで個人の見解なので、投資を進めるものではありませんよ。静観も大切ですから。

今回は、Worldcoinの現状と、僕の意見をまとめました。

以上になります。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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