先日、WorldAppの右下にあるGrantsアイコンをタップすると、〇にWLDの数量が書いてあり、緑色のゲージが貯まっていくような仕様に変更されました。
中央に書いてある「〇〇WLD」が上限で、そのあとは貰えなくなるのかな?と不安になった人も多いはずです。
結論から言うと、今後は配布量が減少すると思います。
さらにもしかすると、そう遠くない未来、
ワールドコイン財団からの配布はなくなるかもしれません。
なにそれ・・・?やっぱりベーシックインカムなんて、だたの理想だったの?と思う方もいるかもしれません。
詐欺じゃん・・・せっかく虹彩を捧げたのに
安心してください、ベーシックインカムが破綻する可能性はあり得なくないですが、ほぼ大丈夫だろうと考えています。
配布はこれからも終わらないはずです。
それに、トークン配布量が減少するということは、プロジェクトが順調に進んでいる証なんです。このことについても後半で解説します。
ということで、今回は読者さんが気になるWLDトークンの配布に関して、わかりやすく解説していきます。
2019年から仮想通貨についての幅広い情報を収集し、投資を続けています。
渋谷で行われたワールドコインのアジアミートアップにも参加し、開発者の方々とも直接お話を伺った経験があります。
このブログでは、早いうちからビットコインの仕組みや、DeFiやエアドロップなどのテクノロジーに触れてきた経験を活かし、
初心者や仮想通貨ってなに?という人にとって有益な情報をわかりやすくまとめています。
ワールドコインのWLD配布(Grant)は、もらえなくなる?
先日、以下のようにWorldAppの仕様が変更されました。
この画像は登録されていない読者さんから提供していただいたものです。現在まだ虹彩認証されていない方はこのようになっています。
日本語訳すると
11月20日までに登録すれば、少なくとも12か月で上記のWLDを受け取ることができる。
という内容です。
・WorldcoinGrant+10WLD
・WelcomeGrant+1WLD
・毎月2回の定期Grant+6WLD×12か月=72WLD
これらを足した数量が、83WLDです。
今回のアップデートでは、「期日までに申し込めば、これを受け取ることができますよ。」
という情報を、WorldApp開発者の方がわかりやすく可視化してくれたものです。
もらえるWLDが多い人がいるんだけど、どうして?
じつはこの数字、人によって83より多い場合があるんです。
それはワールドコインを初期に始めた人限定で、「GenesisGrant 25WLD」などの特別報酬をもらっていた人がいるためです。
ごく少数の方々が100WLDを超えています。ということで、数字が多い人は誇れますね。
初代Unique Humanです。
アプリの変更で分かりやすくなったのはありがたいのですが、
裏を返せば、2024年11月20日以降は配布量が減少する可能性がある。ということがわかりました。
なんで減っちゃうの?勘弁してよー
なんでだよ!って思いますよね、でもワールドコインの成長にとって必要なことなんです。
次はこの疑問について、解説していきます。
ワールドコインのベーシックインカム破綻?配布が減るのはほぼ確定
破綻というのはないと思いますが、WLDの配布量は一年後に減少するのはほぼ確定です。
減少する理由としては以下の4つです。
理由その1: 通貨のインフレを抑制する必要がある
現在、WLDの価格は2ドルを超えました。今後も登録者が増えれば増えるほど、より多くのWLDが無料で配布されることになります。
みんな潤って、みんなハッピーとなればいいのですが・・・そうはいきません。
無料で配布されたWLDの分だけ、価値が薄まってしまうからです。
価値の減少という危険を避けつつ、より多くの人類にベーシックインカムを配布し続ける。これが課題なので、一人当たりの配布量は減少するはずです。
理由その2: トークンエコノミーが不安定になるのを防ぐ
トークンエコノミーとは、仮想通貨やブロックチェーン技術を活用した新たな経済圏のことです。
仮想通貨の供給量が増えると、その仮想通貨の価値は希薄して価格は下落します。
トークンの価値の現実世界のお金と同じで、希少性によっても大きく左右するため、供給量が増えると価値が下落する可能性がある。
それを防ぐために、無料で配布する量を調整する必要があるんです。
無料配布が過剰に行われると、創業時に出資しているような投資家は、その仮想通貨の価値が下落するリスクを高く感じるようになります。
そのため、「投資家がその仮想通貨を大量売却し、価値が大暴落した。」なんてこともあります。
そりゃそうです。多額のお金を出資した見返りとしてWLDをもらったのに、無料で気前よく配りすぎじゃね?ってなりますよね。
このバランスを保ち、安定的に運用するのがトークンエコノミーの目指すところなのです。
理由その3: ワールドコインプロジェクトは世界中のたくさんの人々に知られはじめたから
プロジェクトの立ち上げ時には、報酬がなければ賛同者が集まりません。
より魅力的にみせるためにも、報酬は高いほうがいいんです。
でも軌道に乗ったら、トークンの値上がりに期待をしてWLDに投資する人は増えます。
だから大盤振る舞いする必要がなくなってきた。これも理由の一つだと思います。
実際に、ワールドコインの会合に参加した時にお会いした開発者のトップであるティアゴさんも、
プロジェクトが軌道に乗るまではサポートをするけど、あとは賛同者それぞれが広めたりして勝手に加速するだろう。このように話していました。
報酬が少額になっても、1WLDの価値が高まればそれで良いし、プロモーション費用を無駄に払うことはしないということなのだと思います。
理由その4: 限定性をアピールすることで、登録者数拡大にブーストをかける
マーケター視点からすると、期限をもうけて限定性をアピールすることで、短期間で多くの集客をしよういう狙いもあると思います。
〇日までに申し込めばこれだけもらえます。というタイムリミットを作ることで、ようやく人間は行動します。
それを狙って、登録者数を加速させられるというオマケ効果も期待していると思います。
以上、4つの理由からトークンの配布量が減少するはずです。
でもこれはプロジェクトが順調に進んでいるという証でもあります。
過去にもクリプトには粗悪なプロジェクトがたくさんありました。これまでトークンの無料配布だけを売りに乞食を釣るような、実体のないプロジェクトをいくつも見てきました。
このような粗悪品は、大量に配布し続けることでしか注目を集めることができないため、いずれ必ずトークン価値が大暴落して電子ゴミとなります。
ワールドコインはその真逆で、実体があり成長しているから、べつに無料配布が少なくなろうとWLDが欲しい人はたくさんいるんです。
トークンの価値を安定的に上昇させるためには、WLDの無料配布はほどほどにすべきなのです。
ワールドコイン財団からのWLDトークン配布はなくなるかも
ワールドコインの会合で、開発者はこのように語っていました。
WorldAppは寄付されたお金だったり、AIが自動で稼いだお金を平等に分配するためのツールだ。
ほかにも、今は思いつかないような活用法はたくさんあると思う。このように話していました。
1つの団体が資金を配布し続けたら、いずれ枯渇します。
それでは持続できないので、たくさんの寄付者やAIが自動で稼いだ資金を提供するほうが安定する。
そのための線路や道路などのインフラを作っているイメージ。それがワールドコインなんです。
使いみちはたくさんあるから好きに使って。という感じで、ツールを提供してくれたのがワールドコイン。
いろんなアイデアを各自で取り入れて、寄付とかも平等にできるよ。
AIボットに寄付することなく、人間だけに確実に届くよ。
人間を証明できる技術で世界を救うよー。
これがワールドコインということか・・・ふところの深さ異常ですね。
まとめ
今回は、WLDトークンの配布を減らすべき理由についてを解説しました。
はじめは自分の手取りが減っていくようで、悪い印象だったけど、
本記事を読んで「これは将来を見据えたいいことなんだ。」というように、気持ちが少しでも変化してくれていたら嬉しいです。
誤解をしていると、不信感から手放してしまったりと、せっかくのチャンスを逃してしまうことにもつながりますからね。
ワールドコインプロジェクトは必ず成功する。
とは言い切れませんが、他のトークンより未来を見据えた活動をしているので将来性があると僕は考えています。
開発者に会うという体験ができたり・虹彩認証に足を運べたりと、これまでに投資をしてきた仮想通貨とくらべても、より身近に感じる点も信頼できるポイントだと思います。
この感覚を信じて数十パーセントの利益で手放すことなく、数年じっくり時間をかけて、たわわに実った果実を収穫できるようにしたいです。
情報を正しく理解することはとても大切です。
これからも、わかりやすく有益な情報発信をしていきます。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ではまた。
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