市販では売っていなかった。バッテリー並列接続用バスバーを銅フラットバーで自作した話

【PR】この記事には広告を含む場合があります。

こんにちは、YAMANASHI TECHのこあきなです。
山梨の山奥で、ソーラーで電気を自給する暮らしをしています。

バッテリーを複数並列でつなぐとき、「バスバー」という端子台が必要になります。

市販品を探したんですが、僕のシステムの電流に耐えられるものが見つからなかったので、銅フラットバーで自作しました。調子はめちゃくちゃいいです。

作り方と、穴あけ工程のリアルな話を書きます。

目次

なぜ市販のバスバーでは足りないのか

僕のシステムは24Vで、50Ahのリン酸鉄リチウムバッテリーを6台並列でつないでいます。

このとき、バスバーに流れる電流を計算するとこうなります。

  • インバーター最大出力3000W ÷ 24V = 最大125A
  • 実用2000W時でも ÷ 24V = 約83A

常時80〜125Aが流れる場所に、市販のバスバーを使うとどうなるか。

市販品のスペックを片っ端から確認したんですが、100A以下のものがほとんどで、それ以上になると海外製の高価なものか、そもそも売っていない状態でした。

「ちゃんとしたものが売っていないなら、作るしかない」。そういう結論に至りました。

材料はこれだけ

用意するのは2つだけです。

  • 銅フラットバー(厚み3mm):システムの電流に合った銅バー
  • ステンレスボルト(M5):バッテリーの台数分

プラス用とマイナス用で銅フラットバーが2本必要なので注意です。

銅は電気をよく通し、高電流にも耐えられる素材です。厚み3mmあれば、125A程度であれば十分に対応できます。作れてしまえば市販のバスバーより圧倒的にスペックが上です。

作り方:穴を開けてボルトを通すだけ

作り方はシンプルです。

  1. バッテリーの配置に合わせて銅フラットバーの長さを決める
  2. 各バッテリーのターミナル(端子)の位置に合わせて穴を開ける
  3. ステンレスボルトを通して、各バッテリーの端子をそこに合流させる

構造としては以上です。難しい加工は何もありません。

ただ、一点だけ正直に言っておきたいことがあります。

穴あけ工程だけ、工具を選ぶ

僕はボール盤という穴あけ専用の機械を持っているので、6mmの穴をすんなり開けられました。

でもボール盤は、DIYをある程度やっている人でも持っていないことが多い機械だと思います。

インパクトドライバーで代用することはできますが結構大変です。細い穴(3〜4mm程度)ならわりと普通に開けられるのですが、銅に6mmの穴をバッテリーの台数分開けるとなると、かなり根気がいる作業になるはず。

銅は粘りがある素材なので、ドリルビットが食い込みにくく、力が要ります。

「ちょっとやってみるか」で始めると、途中で後悔するかもしれません。

加工に自信がない・道具がない場合は、ホームセンターでDIY作業部屋を設けてくれている場所があるので、そういった施設を利用する方法もありますよ。

ボール盤が使える環境があれば最高ですね。

作ってほしいという依頼を受けました。

先日、「工具がない」「自分で作るのは無理」という方からお問い合わせを受けたため、特別に製作をしました。
ラクマやメルカリの取引って匿名でやり取りができるんで、こういうケースにはとても便利なんですよね。お客さんも喜んでくれたので良かったです。

市販でまともなバスバーがほぼ売っていない現状なので、受注で作ることも考えています。

ちなみに、ご相談いただく際には「いくらですか?」の前に、あなたのシステムをざっくりと教えてくださいね。
つなぐ数とか電流によって厚みや幅も調整しなくちゃいけませんのでね・・・よくわからなかったら写真でも可です。

それぞれシステムが違うので、必要な方はまずご相談ください。

使ってみた感想

今回、自作バスバーとブレーカーを組み合わせて、めちゃくちゃガッチリしたシステムを組み上げました。
地味な作業だけど、配線いじりが好きなので黙々と作業しちゃいました。

設置してから、エアコン・ケトル・電子レンジ・乾燥機をそれぞれ使ってみています。同時使用でもまったく問題なしです。大成功。

フルで使ってもバスバーが熱を持つこともなく、接触不良も今のところゼロ。めちゃくちゃ調子がいいです。

今後さらにバッテリーを2台追加して、10kwhの大容量蓄電池システムにも対応できるし、自作してよかったと思える数少ないDIYのひとつです。

まとめ

  • バッテリー6台並列の24Vシステムでは、バスバーに最大125Aが流れる
  • 市販品ではスペックが足りず、銅フラットバーで自作した
  • 材料は厚み3mmの銅フラットバー+ステンレスボルトだけ
  • 穴あけはボール盤があれば簡単。インパクトドライバーでも可だが6mm径は大変
  • 設置後は高電流家電の同時使用でも問題なし

「バスバーが売っていない」という方、同じ状況の方の参考になれば嬉しいです。

というわけで、今回は銅フラットバーでバスバーを自作した話でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日もあなたの手で、素敵な1日を作ってくださいね。こあきなでした。

📬 Substackでも書いています

畑の様子や日々のつぶやきなど、気軽な話はSubstackで。

Substackを読む →

コメント

コメントする

目次