ナガミヒナゲシを100本抜いた。毒・かぶれ・種の量がヤバすぎた話

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こんにちは、YAMANASHI TECHのこあきなです。
山梨の山奥で、自給自足に近い暮らしをしています。

「オレンジ色のかわいい花が咲いてた。これ何の花だろう。」

僕もそう思ってました。春先に畑の周りにオレンジ色の花がわらわら咲き始めて、「なんかかわいいな」と思ってスマホで調べたら、ナガミヒナゲシでした。

外来種で、アルカロイド系の毒を持っていて、繁殖力が異常に強い。調べた瞬間に駆除を決意して、100本以上抜きました。長袖+ゴム手袋で作業したのに、手首がかぶれました。

この記事では、ナガミヒナゲシの特徴と、実際の駆除方法、抜いた後の処理の手順をまとめます。

オレンジ色のナガミヒナゲシの花のアップ
目次

ナガミヒナゲシとは?かわいい見た目の外来危険植物

ナガミヒナゲシは、ケシ科の一年草です。ヨーロッパ原産の外来種で、1960年代頃に日本に入ってきたとされています。

見た目はオレンジ色の4枚の花びらで、確かにかわいい。春(4月〜5月頃)に一斉に咲きます。道端や空き地、畑の脇、花壇の隙間など、どこにでも生えてきます。

問題はその繁殖力です。

  • 1つの蒴果(さくか)に数百〜1,000粒以上の種が入っている
  • 1株に複数の蒴果がなるので、1株から数千粒の種が飛ぶ
  • 種は軽くて小さく、風で広範囲に飛散する
  • アルカロイド系の毒素を含んでいる(触ると皮膚がかぶれることがある)

「かわいいから放っておこう」は危険です。1株が翌年に数十株、それが翌年にはさらに増える。気づいたら畑が一面ナガミヒナゲシ、ということになりかねません。

ナガミヒナゲシの毒とかぶれ。長袖+ゴム手袋でも手首がやられた

ナガミヒナゲシはアルカロイド系の毒素を含んでいて、汁が皮膚に触れるとかぶれることがあります。

僕は長袖シャツ+黒いゴム手袋で作業しましたが、作業後に手首がかゆくなりました。袖と手袋の隙間から汁が入ったんだと思います。

ナガミヒナゲシの駆除後に手首がかぶれた様子

大げさなかぶれではないですが、かゆみはありました。

駆除時の推奨装備:

  • ゴム手袋(必須)
  • 長袖(必須)
  • 袖口と手袋の隙間をしっかり塞ぐ
  • 目や口に汁が入らないよう注意
  • 作業後は手をよく洗う

「これくらいなら大丈夫」と素手でやると後悔します。ゴム手袋は必ず使ってください。

ナガミヒナゲシの抜き方。根は太いけど短くて気持ちよく抜ける

ナガミヒナゲシの根は、思ったより太くてしっかりしています。ただ、根が浅くて短いので、引っ張るとずぼっと気持ちよく抜けます。

抜くタイミングは、花が咲いた後に蒴果(種の入ったカプセル状のもの)ができる前が理想です。ただ、花が咲いている段階でも、蒴果ができている段階でも、抜かないよりはずっとましです。

ナガミヒナゲシの蒴果(種の入ったカプセル)をつまんでいる様子

抜く手順:

  1. ゴム手袋をつける(必須)
  2. 株の根元をしっかり掴む
  3. まっすぐ上に引っ張る
  4. 根が切れないようにゆっくり引く(根が残ると再生することがある)

ちなみに僕は100本以上抜きましたが、根が残ってちぎれたものもありました。土が固い場所は、スコップや移植ごてで根元を少し掘り起こしてから引っ張るといいです。

種の量がヤバい。たらこみたいで、ちょっとキモい

せっかくなので、蒴果の中身を解剖してみました。

ナガミヒナゲシの蒴果の蓋を開けた様子

蒴果の頭の部分の蓋を外すと、隙間から種が出てくるようになっています。

ナガミヒナゲシの蒴果の中の種。たらこのように密集している

中に入っているのはこれです。

たらこみたいな、小さな種が密集しています。ちょっとキモいですが、これだけの種が1つの蒴果に入っていると思うと、繁殖力が強いのも納得です。1株に複数の蒴果がついているので、1株から飛ぶ種の量は想像したくないくらいの量です。

ナガミヒナゲシの汁が黒いゴム手袋に付いた様子

蒴果を潰すと、こんな感じで汁が出てきます。これがかぶれの原因です。黒いゴム手袋に汁がついているのがわかると思います。素手で触らないでください。

抜いた後の処理方法。天日干し→ゴミ袋に入れる

抜いた後の処理が大事です。

ナガミヒナゲシを抜いてそのまま放置すると、蒴果の中の種が飛び散ってしまいます。コンポストに入れるのもNGです(種が生きたまま残る可能性があります)。

抜いたナガミヒナゲシを天日干しにしている様子

処理の手順:

  1. 抜いた株を一箇所に集める
  2. 半日〜1日、天日干しにする(水分が抜けてしょぼしょぼになる)
  3. ゴミ袋に入れて口をしっかり縛る
  4. 燃えるゴミとして捨てる

天日干しにすると体積がぐっと小さくなるので、ゴミ袋に入れやすくなります。

駆除したナガミヒナゲシをビニール袋に入れている様子
30リットルのビニール袋2袋分に詰めたナガミヒナゲシ

僕が今回駆除した分は、30リットルのビニール袋が2袋分でした。

「その辺に捨てとけばいいか」は絶対ダメです。種が飛んで翌年また増えます。ゴミ袋に入れてしっかり口を縛ること。これが一番大事な処理です。

まとめ:ナガミヒナゲシは見つけたら即駆除

オレンジ色のかわいい花を見つけたとき、「ちょっとくらい放っておいても大丈夫かな」と思う気持ちはわかります。僕もそう思ってました。

でも1株が翌年には数十株になります。種が1株あたり数千粒飛ぶので、放置すればするほど大変なことになります。見つけたら早めに駆除するのが一番楽です。

駆除のチェックリスト:

  • ゴム手袋+長袖で作業(素手はNG、かぶれます)
  • 袖口と手袋の隙間を塞ぐ
  • 根元からしっかり引き抜く
  • 半日天日干し→ゴミ袋→燃えるゴミへ
  • コンポストには入れない
  • 花が咲く前に処理するのが理想だが、咲いてからでも遅くない

100本以上抜いて30リットルの袋が2袋。まあまあ大変でした。でもどうせまた来年も生えてくるんだろうな、という気持ちもあります。毎年の作業として付き合っていくしかないです。

というわけで、ナガミヒナゲシの駆除方法まとめでした。見かけた方はぜひ早めに対処してください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日もあなたの手で、素敵な1日を作ってくださいね。こあきなでした。

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