DCTのボルボで10万kmオーバー。あとどのくらい走れる?

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「DCT搭載のボルボで、走行距離が10万キロ超えていても大丈夫?」

日本では評判の悪いDCTだから、このような疑問を抱える方も多いかもしれません。

結論、DCTボルボの過走行車の寿命は短いです。だから、これから購入を検討している方はDCT以外を選ぶべきだし、現在乗り換えを検討している方、はあと何年乗れるかを考えて愛車と向き合う必要があります

とはいえ、お目当ての車と出会ってしまったら、なかなか諦めきれないものですよね。

もし、現在DCT搭載車を所有しているなら、なるべく長持ちさせたいはずです。

ということで今回は、

本記事の内容

「欲しいボルボがDCT&過走行気味だから、買ってもいいものか。」

「乗っているボルボがあとどのくらい乗れるのかが知りたい。」

という疑問にお答えします。

  • どのくらいが寿命なの?
  • 10万キロ超えのDCT車って、買っても大丈夫?
  • 耐久性や故障した場合にかかる費用は?

このような「DCT搭載車の購入を悩んでいる方&現在乗っている方」の双方にとって、気になる内容となっています。

この記事を読むことで、「DCTの寿命・10万キロオーバーのDCT搭載車を購入するデメリット・DCTの修理にかかる費用」について知ることができます。購入を検討している方と、乗り換えるべきか悩んでいる方が失敗しないようになります。

筆者の権威性・信頼性

これまでに10万キロを超えた過走行車を5台乗り潰してきた経験から、過走行車に起こりやすいトラブルや、修理にかかる費用までをアドバイスしています。

エルクくん

安いけど高性能な型落ち輸入車を見つけると、思わず買ってしまいます。

これまでも、ボルボV60 DCT搭載車を乗り潰す中で、たくさんのトラブルに見舞われてきました。

その体験談をもとに、記事を執筆しています。

さらに、輸入車専門で20年以上のキャリアがある、ベテラン整備士さんから教えてもらったノウハウも共有します。

目次

DCT搭載ボルボで走行距離10万キロ超え、ぶっちゃけ危険です

結論、DCTミッションの寿命は短い

一般的なATミッションの場合、10万キロを超えてもまったく問題なく走行できますよね。

ですが、DCT(デュアルクラッチトランスミッション)の寿命は、比較的短い傾向にあります。

DCTミッションで最も気になる症状としては、変速ショックが大きいという点です。

変速ショックが少ないならまだまだ乗れますが、症状が悪化するとバックギアに入りづらくなったりする致命的な不具合が発生するため、状態が悪い車を買ってしまうとかなり危険。

「納車してすぐに壊れてしまった。」というような口コミも見かけます。

結論、DCT搭載車はトラブルが起こる可能性が普通のオートマ車と比べてとても高い印象です。

これから車の購入を検討している方は、後悔したくないならDCT搭載車以外を選ぶようにすると余計な出費を抑えられるでしょう。

エルクくん

とはいえ、一目惚れした車をそう簡単には諦め切れないよ。

という方に、購入する時のポイントも解説します。

DCTという欠陥があっても、どうしてもその車が欲しい!このように思えるのなら、個人的には応援したいです。

故障の原因なんて他にいくらでもあるし、気に入った車があるなら、後先考えずに迷わず購入すべきだと思います。

過走行のDCT搭載中古車を選ぶときに重要なポイント

DCT搭載車を選ぶときに、もっとも重要なのは「前のオーナーがどんな人だったか」です。

要するに、どんな乗り方・扱いをされてきたかが、明暗を分けます。

わたしの場合、購入前には前オーナーの人物像を想像したり、聞いたりします。

中でも一番おすすめなのは、「お金と時間に余裕のある独身貴族おじさん。」です。

この車両を選ぶように心がけています。

なにそれ?っと思うかもですが、この見分け方を実践した後からは、状態の良い中古車を選択できています。

あとは内装や外装にも、たくさんの情報が詰まっています。注目ポイントを意識して見学をするだけでどんなオーナーだったかがわかるようになります。

たっぷり注目ポイントをまとめているので、気になる方は読んでみてください。

欲しいボルボがDCT&過走行気味、買ってもいいもの?

買っても良いと思います。なぜなら、DCT以外はとてもしっかりとした、いい車だからです。

ただし、もし購入を検討しているなら、絶対に試乗してください。ストップ・アンド・ゴーを何回か繰り返して、走り出しに違和感がないかだけでも、必ず確認するようにしましょう

ベテランボルボ整備士のつぶやき

DCTボルボの場合、10万キロを超えたミッションはエリート。

変速ショックや、セイノウテイカの警告灯は、乗り方が悪ければ4万キロのボルボでも起こる。

つまり前のオーナーがどれだけ大切に乗っていたかが大切なんや。

大切にされていた車体なら、DCTオイルをメンテナンスするだけで10万キロを超えても問題ない。

ただし、普通のオートマと比べると寿命は短い、15万キロまでいったら上等や。

こんなことを語ってくれました。

DCTのメンテナンスや交換にかかる費用は結構高い

DCTのオイル交換はフィルター込みで5〜7万円程度が相場でした。

中には、「DCTオイル交換をすると壊れるからやめておけ」と言う否定派もいますが、

変速ショックが気になってきたら、迷わずDCTオイル交換をするべきだと感じています。

DCTオイル交換で劇的にジャダーが改善した経験があるので、納車したら即オイルメンテナンスをするのが絶対におすすめです。

ミッション載せ替えとなると費用は70万円〜という感じなので、よっぽど愛着が無い限りはDCTがダメになったら買い換えるという選択肢になるでしょう。

まとめ

10万キロの中古車を購入するのはリスクが高いという反面、しっかり整備されてきた車両をゲットできればお得な買い物になります。

以前のオーナーが、消耗品を交換をしてこなかった場合、購入してすぐにあちこち不具合が発生することもあると思います。

メンテナンスだけで100万円くらいかかることも想定して、万が一のために貯蓄しておくと安心ですね。

あと何年乗るかを想像して、修理するところと、しないところ決める。というように、うまく付き合っていくとお金をかけずにいい車に安く乗れます。

今回は以上になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ではまた。

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