【DIY太陽光発電シミュレーター】ソーラーレシピで簡単設計・費用計算!安全に始めるための全知識

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【DIY太陽光発電シミュレーター】ソーラーレシピで設計・費用計算!安全に始めるための全知識


【DIY太陽光発電シミュレーター】ソーラーレシピで設計・費用計算!安全に始めるための全知識

「いきなり大規模なソーラーシステムは作らないでください」

こんにちは、YAMANASHI TECHのたすけです。電気が通っていない山梨の古屋を手に入れたことをきっかけに、独学で太陽光発電を学び、今では複数の独立型電源システムを自分で作って動かしています。

数年間の学習と実践の中で、私が痛感したこと。それは、多くの人がDIY太陽光発電に「大きすぎる夢」を見て、最初の一歩でつまずいてしまう、という現実でした。

「家中の電気を全部まかないたい」「売電して儲けたい」

その気持ちは痛いほど分かります。しかし、電気を扱うDIYは、知識なしでは感電や火災のリスクが伴う危険な行為です。そして何より、最初から大規模なシステムを目指すと、計算の複雑さや費用の高さに挫折してしまいます。

だからこそ、私は提案したいのです。

「まずは、なにか一つの家電を、自分の力で動かしてみる」

この小さな成功体験こそが、安全に、そして何よりも楽しく太陽光発電を続けるための最高の秘訣だと、私は確信しています。

そんな「最高の一歩目」を、誰もが踏み出せるように。私が初心者だった頃のつまずきを全て解消する、完璧なアプリを作りました。それが、DIY太陽光発電シミュレーター「ソーラーレシピ」です。

(この記事は、YAMANASHI TECHが開発したウェブアプリ「ソーラーレシピ」の公式解説記事です。運営母体である私たちは、山梨県で活動する技術者グループです)

【最重要】DIY太陽光発電を始める前に知るべき3つのこと

「ソーラーレシピ」の解説を始める前に、安全に関わる最も重要なことをお伝えします。DIY太陽光発電は大きな可能性を秘めていますが、知識を誤ると感電や火災といった重大な事故につながる危険性があります。

  1. 感電・火災のリスクを理解する
    ソーラーパネルは光が当たっているだけで発電しており、バッテリーには大きなエネルギーが蓄えられています。配線を間違えたり、不適切な部品を使ったりすると、感電やショートによる火災のリスクが常に伴います。
  2. 資格が必要なケースを把握する
    系統連系(電力会社の電線と接続する)を行う場合や、建物の配線工事を行う場合は、電気工事士の資格が必須です。本記事で紹介する独立型(オフグリッド)システムでも、安全のためには電気の基礎知識が不可欠です。
  3. すべては自己責任の原則で
    「ソーラーレシピ」は、あくまで設計を補助するためのシミュレーターです。表示される結果は、お住まいの地域の日照条件や使用する機器の性能によって変動します。本ツールの利用やDIY作業によって生じたいかなる損害についても、私たちは一切の責任を負いかねます。安全には最大限配慮し、ご自身の責任において作業を行ってください。

これらのリスクを理解し、安全を最優先できる方のみ、次のステップへお進みください。

目次

新ウェブアプリ「ソーラーレシピ」とは?

「ソーラーレシピ」は、「使いたい家電を選ぶだけ」という直感的な操作で、複雑な太陽光発電システムの設計と費用計算を自動で行うシミュレーターです。

料理のレシピが、誰でも美味しい料理を作れるように導いてくれるように、「ソーラーレシピ」は、知識がなくても、誰でも自分の目的に合った太陽光発電システムを設計できることを目指して開発しました。

【ソーラーレシピで出来ること】

  • 必要電力量の自動計算: 動かしたい家電を選ぶだけで、1日に必要な電力量(Wh)が分かります。
  • 最適なシステム提案: 計算結果に基づき、ソーラーパネルの発電量(W)、バッテリーの容量(kWh)、インバーターの出力(W)など、最適なシステム構成を自動で提案します。
  • 推奨パーツの表示: 提案されたシステムに必要な、具体的な推奨パーツ(Amazonへのリンク付き)が表示され、部品選びの手間を大幅に削減します。
  • 初期費用と採算性の計算: パーツのおおよその価格を入力することで、初期費用の合計と、電気代の節約によって「何年で元が取れるか」という損益分岐点をシミュレーションできます。
  • ポータブル電源という選択肢: DIYが難しい方向けに、市販のポータブル電源セットも同時に提案します。

もう、複雑な計算式とにらめっこしたり、膨大な数の部品リストに頭を悩ませる必要はありません。

実践!「ソーラーレシピ」の使い方【3ステップで解説】

それでは、実際に「ソーラーレシピ」を使ってみましょう。操作は驚くほど簡単です。

ステップ1:動かしたい家電を選ぶ

まずは、あなたが「自家発電で動かしたい」と考えている家電を、アイコンの中からタップして選んでいくだけです。

  1. お住まいの地域を選択します。 これにより、地域ごとの平均日照時間を計算に反映し、より現実に即したシミュレーションを行います。
  2. 家電のアイコンをタップして、リストに追加します。複数選択も、同じ家電を複数個選ぶことも可能です。
  3. 選択した家電の1日の平均使用時間を入力します。

ソーラーレシピの操作画面イメージ

【開発者のこだわりポイント】
冷蔵庫やエアコン、ポンプなど、モーターを搭載した家電には「突入電力」という、起動時に一時的に大きな電力を消費する特性があります。「ソーラーレシピ」ではこの突入電力も考慮しているため、より安全なインバーター(直流を交流に変換する機器)を選ぶことができます。これは私が初心者の頃、知らずにインバーターを壊してしまった苦い経験から生まれた機能です。

ステップ2:システム構成と推奨パーツを確認する

家電を選び終えたら、「この内容でシステムを計算する」ボタンを押します。すると、あなたに最適なシステムの構成案が瞬時に表示されます。

  • 推奨システム構成: ソーラーパネル、バッテリー、インバーター、チャージコントローラーの最適なスペックが表示されます。
  • システム電圧の自動選択: システムの規模に応じて、より効率的な「12V」または「24V」システムを自動で選択・提案します。
  • 推奨パーツリスト: 提案されたスペックを満たす具体的な商品がリストアップされます。もうパーツ選びで迷うことはありません。

ソーラーレシピの操作画面イメージ

【専門知識:なぜリン酸鉄リチウムイオンバッテリー?】
「ソーラーレシピ」では、バッテリーとして安全性が高く、長寿命な「リン酸鉄リチウムイオン(LiFePO4)バッテリー」を推奨しています。従来の鉛バッテリーに比べて高価ですが、数千回の充放電が可能で、熱暴走のリスクが低く、安全性を重視するDIYシステムに最も適しているためです。

ステップ3:費用と元が取れる期間をシミュレーション

最後に、このシステムを構築するのに「いくらかかるのか」「何年で元が取れるのか」を計算してみましょう。

推奨パーツリストに表示されている商品の価格や、すでにお持ちのパーツの価格を入力していくと、初期費用の合計が自動で計算されます。

さらに、お住まいの地域の電気料金単価(電力会社の明細書などで確認できます)を入力すれば、1ヶ月あたりの節約額と、初期費用を回収できるまでの「元が取れる期間」が分かります。

ソーラーレシピの費用計算イメージ

【費用と採算性に関するご注意】

ここで表示される節約額や元が取れる期間は、入力された情報と過去の統計データに基づいた、あくまで理論上のシミュレーション値です。実際の発電量は天候に大きく左右され、この結果を保証するものではありません。投資の判断は、ご自身の責任で慎重に行ってください。

【利用者の声】実際に使ってみてどうでしたか?

「欲張ってすべて自家発電をして売電したいと考えていましたが、ソーラーレシピを参考にしてから最小限から始めるメリットばかりだと気付けました。素人なのでどれを買えば良いのかが全くわからないままモヤモヤしていたのが、動かしたい家電をポチポチ選択していくだけでおすすめの設計を作ってくれて、商品リンクもつけてくれて、損益分岐点までも教えてくれるので助かりました。基本情報の知識もアプリ内でやさしく説明してくれているのでわかりやすかったです。」

まとめ:さあ、あなただけの発電所づくりを始めよう

DIY太陽光発電は、もはや専門家だけのものではありません。

今回ご紹介した「ソーラーレシピ」を使えば、これまでDIYの最大の障壁だった「複雑な設計・計算」をクリアし、誰もが安全で現実的な計画の第一歩を踏み出すことができます。


>> DIY太陽光発電シミュレーター「ソーラーレシピ」を使ってみる

【この記事を書いた人】

著者「たすけ」のプロフィール写真

たすけ / YAMANASHI TECH

電気が通っていない山梨の古屋を手に入れたことをきっかけに、独学で太陽光発電を学び、現在では複数の独立型電源システムを設計・運用。自身の「初心者の頃につまずいた経験」を元に、誰もが安全・低コストで太陽光発電デビューできるアプリ「ソーラーレシピ」を開発。YAMANASHI TECHのメンバーとして、DIYで暮らしを豊かにする技術情報を発信している。


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